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2007/01/27

建設ラッシュ

P1040704

建設中の上海森ビル

建設ラッシュは中国だけではない。   アジアそして日本も。
建設工事の単価が、軒並み上昇と今日の新聞のトップ記事にある。   建設工事業は材料や部材を加工して現場で組み立てるアッセンブリ業でもある。  機械部品のように工場で大量に作って売るようなことが出来ない事情が建設業にある。
現場作業は人手が中心である。  昔と違う点は機械化された部分が多く多くなってきてはいるが、それでも人手に頼るところが多い。   不景気だとあぶれるのは建設労務者達であるが、景気が良くなると不足するのは現場熟練工である。    新聞記事の内容は、現場熟練工が不足し、工事単価が上昇していると言うことである。
鉄を扱う業者は昔から、王様と乞食の繰り返しだと良く言われたものだった。     
景気のよい時の職人の親方はベンツに乗って地下足袋姿で現場に登場した。    労務者の方も賃金の支払い日の翌日は職場が空になるほどの現場集合状態で、それこそ、「宵越しの金はもたねぇ」の気分の雰囲気になってしまっていた。   
鉄筋の加工費がトン当たり4万2千円、型枠工事が平米3千5百円、鳶工の工賃が2万5千円、鋼材の加工費がトン当たり20万円と言うことだから少し前の実情を知る人にとっては驚きである。
ここまで単価が上昇すると当然のことながら、関連する物価の上昇が後に続くことになる。  そしてそれを抑制するかのように工場製品が出回ってくる。   いわゆるハーフ製品と言う類で、現場の作業を工場で半製品にして組み立てていく方法である。  そこには知恵と技術の革新が争って行く。  その革新には公正さが必要で談合謎で阻害されると逆戻りをしてしまう。
工事費を下げようとする要素は、政府が公共事業発注のため結ぶ随意契約の約6割に当たる2兆億分を一般競争入札に切り替える方針を決めたと言う記事にも見られる。    
今年の経済連ビジョンの『希望の国、日本』にも見られるように開かれた機会、公正な競争に支えられた社会でないと格差のない社会どころかまたまた、バブル時代に戻ってしまう。   物価の上昇時期にこそ今まで苦しんできた乗り越えてきた日本の知恵を生かすときでもある。


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