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2009/03/14

悩む力

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姜尚中(カン・サンジュン)東京大学教授の講演を聴いて

私の本「悩む力」沢山売れるのは時代のなせる業かなと思います。
出版社の人も100万部を超える勢いに驚いております。 専門的なことをエッセイ風に書いたものをNHKで放送しこれが注目されたものだと思っております。
夏目漱石は愛媛よりどちらかと言うと熊本に5年ぐらい暮らしておって長女も熊本生まれでした。  熊本と言えば芥子レンコンぐらいが名産でどちらかと言えば野蛮な地方とも思われているのでもっと良いところだと言うことを宣伝してくれと頼まれております。 ただ、寺田虎彦を生み出した風土を自慢にしております。
私は高校までは熊本で過ごし、母親が勉強よりも野球をやれと言われ野球部員に加わり1度は春の甲子園選抜で優勝したことがありますが何せ部員9名と言うチームはそれだけのことでした。
中学時代から漱石の本を読んでいました。  漱石の小説は古典文学で時代と共に代わってそれぞれの時代で親しまれております。思想家としては福沢諭吉と漱石の2人を挙げます。  躁鬱に関して躁時代は福沢諭吉で後ろから押してくれる力です。  日本は頂点から見直す時代に入り漱石のほうがこの時代に相応しい人物として向いております。


自分の考えとしては高1時代に読んだウエバーの「第3帝国の興亡」に共鳴しております。
マックスウエバーはマルクスには拒否感で付いていけなかったウエーバーはカントの影響でつつましい理想の持ち主で貸借対照表の如き発想についていけなかった.
漱石は英文学者でイデオロギーは嫌いだった。 ウエバーは資本主義はよくないが資本主義しかないと思った。
漱石とウエバーは同時代に生きてきた。  漱石はウエバーと違って49歳の若さで1920年に亡くなっている。  
アメリカの資本主義は金儲けのスポーツのようなもの岸伸介も日本は欧米から見れば後進国だが学ぶとしたら合理主義のドイツの方が日本に似ているとドイツに学んだ。  ウエバーは資本主義の育成はアメリカだが漱石はトップランナーの英国に学んでその凋落振りを見ている。  英国人は自意識が強く馴染まないエリートのスレッカラシのように思っていた。  
東大生に聞くと就職先の1番はリーマンブラザーで三菱商事は3番だった。
ノイローゼになるまでの自意識が必要だ。  日本は近代世界は病気だ日本だけが健康だと思っている。 資本主義の横暴だがだと言って社会主義には戻れない。  ウエバーは資本主義との萩目と終わりを見ている。  漱石も同じ考えを持っていた。  人間の絆は金で結ばれている.漱石は高年齢の母親から生まれマザコンだった。  小説「道草」では金をせびられる場面が出る。文学賞を貰ってから近親たちが金の無心に来るが純文学では普通かねのことは書かないが漱石は書いている。  ウエバーも父親と喧嘩をしそれから父親を亡くしている。  そこの辺は森鴎外と違う。 漱石は残り火として母親と重なる妻京子さんに暴力を振るう。  京子さんは仕方なく占いに走るが漱石が亡くなると嗚咽する。  しかし、その後は安楽に89歳まで余生を楽しむ。
漱石は金には胡散臭かった。  漱石は汚濁に塗れた金なくしでは生きられないし、今資本主義の崩壊と言われるが金なしでは生きられないと考えていた。
京大では今留年がはやっている。 汚濁に塗れた社会に入るのが怖いのかもしれない。  
日本はロシヤに勝った時アジアは強国日本に期待した.ドイツも襲撃を受けた。
しかし、ポーツマツ条約で帰ってきた小村寿太郎を国民は罵倒した。
ぎりぎりだった実情を知らない世論に押しつぶされたのだった。
ウエバーは官僚主義は嫌いだったが、必要だと思っていた。  漱石は「坊ちゃん」で最後は運転手になり大衆運動に参加する。


アメリカは世論の国だ。  しかし、これはあやゆい事だ。 皆が愛国心の盛り上がっている時は未だ良いが愛国心がなくなったときは1人でも正義を貫く教育が必要である。 教育を受けた人間が選ばれて政治を行う。これが自由の人のパラダイスだ。  日本は豊かさがあって満足しない。 選択肢が多いと不満が残る。 自由であるが故に自分で尺度を作らないでお任せに従ってしまう。  漱石は自己本位に言った。 欝がやっているのは不安だから宗教に走る。 不安に駆られて神経症になる。 森田療法は自分が恐れているのもに向き合うことだが、若者には向かない。  じぶんの恐れれているものに向き合うのは難しい。 生きる意味を失ったときに死ぬ。 漱石もウエバーも同じだ。  生きる意味を信じられるかどうかと言うことで、変えなければ生きられない。
医学者加藤修一が最後にキリスト教に頼ったように。

質問の若い社員の教育に答えて
天職は中卒とエリートが一緒になって働くような世界で生まれなければならない。  就職し社会に出てから色々の階層、年齢層の中での仕事に気が付く。それでは遅い。もっと早い時期に学んで社会にでるような教育をすべきだ。


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